まねぎねこ

お店が繁盛するようにと、
まねぎねこ(招福猫児)を頂きました。
まねぎねこは、
東京都世田谷区豪徳寺(お店は皇徳寺です)
での出来事に由来します。

昔貧寺だった豪徳寺の和尚が、
猫を吾子のように愛育していたが、
ある日猫に向かって、
「汝我が愛育の恩を知らば何か果報を招来せよ」
と、言い聞かせたところ其後幾月日が過ぎたある日、
鷹狩りの帰りと思しき武士56騎が寺を訪ねて来る。
「我等寺の前を通行せんとするに、
 門前に猫1ぴきうずくまり居て、
 我等を見て手を挙げ招いたので、
 暫く休憩致させよ」
と。和尚は急いで奥へ招じ、渋茶など差出けるうち、
天忽ち曇り、夕立降り出し雷鳴り加りしが
和尚は心静かに三世因果の説法をし、
武士たちは喜び、帰依の念発起した。
この武士は、井伊掃部頭直孝であった。
豪徳寺はやがて井伊家御菩提所となり、、
田畑多く寄進せられ、一大加藍となり、
全く猫の恩に報い福を招き寄篤の霊験によるものにして、
此寺一に猫寺と呼ばれることになった。
和尚は後に此の猫の墓を建て、その冥福を祈り
猫の姿形をつくり、
招福猫児と呼んだ。
ということである。


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